| ●はじめに
21世紀に入り、ますます複雑化する世界情勢の中で、自然破壊による地球的規模の異常気象や、少子高齢化、経済の長期低迷などが、私達の暮らしに大きく影を落としています。また、一方で、毎日のように報道される犯罪は大人ばかりでなく、子供にも広がり始め、さらに凶悪化の一途を辿っております。世の中がどんどん荒んでいくような気がするのは、私だけではないと思います。このように時代が変わっていくのを、ただ眺めているだけではいけません。
ライオンズクラブの運営や社会奉仕に対する考え方は、時代に応じて、変えていかねばなりません。しかし、変えなければいけないところもあれば、決して変えてはいけないところもあります。それはライオンズクラブの原点である「われわれは知性を高め、友愛と相互理解の精神を養い、平和と自由を守り、社会奉仕に精進する」というライオンズの誓いの心です。そして現代社会では、この友愛、相互理解の精神が特に欠如しているように思えてなりません。
自由が強調され過ぎて、個人の責任や義務が置き去りにされているように思えてなりません。パソコンに向って操作するだけで物事がすべて解決されると錯覚し、人としての心を忘れているような気がします。つい自分にやさしく、他人に厳しく当たっているように思われます。自分一人で生きていると勘違いして町内会などの地域コミュニティをおろそかにしていないでしょうか。
こんな現代社会の中にあって、ライオンズクラブの会員だからできることがあります。それは「友愛」と「相互理解」の精神を広め、知性を高めることです。私達にはあらゆるものに愛情を注ぐ豊かな知性があり、あらゆる人と信頼を分かち合う和の心があります。率先して、豊かな知性と和の心を大切に感謝の気持ちを持って、社会に奉仕していきたいと思います。私達が情熱をもって力を合わせれば、次世代を担う若者たちにこの精神はきっと受け継がれていくものと確信します。
微力ではありますが、一生懸命奉仕したいと思いますので、力強いご支援とご鞭撻をどうかよろしくお願い申し上げます。
●アクティビィティ・スローガン
「豊かな知性と和の心 感謝のことばで 更なる奉仕」
「ライオンズクラブに情熱と誇り」をもって
世界各地に約46,000のライオンズクラブがあります。そして、約135万人のライオンズクラブ会員が、多くの時間を奉仕に捧げ、それぞれの地域社会や、ハンディのある人に援助を提供し、よりよい社会の実現にむけて活動しています。
このすばらしいアクティビィティをライオンズクラブ会員が互いに認め合い、共有しあい、拡大しながら同志としての和の結束を高めていきたいと考えます。そしてライオンズクラブの会員であることに情熱と誇りをもって活躍し、恒久的な国際平和を築きたいと思います。
「温故革新」するライオンズクラブを
改革は組織がある限り、絶えず取り組みつづける必要があります。改革から得られた果実は、次世代のために育てていかねばなりません。改革が不充分であればもっと改革を進めていかねばならないし、また元に復元する勇気も必要かもしれません。これまでの構造改革の推進から議論を積み重ね、知恵を出し合い、ライオンズクラブが更なる未来に向けて発展して飛躍するよう努力を重ねたいと思います。
「人に地域に地球に」やさしい奉仕
ライオンズクラブのアクティビィティは、それぞれのクラブの時代背景や環境、そして奉仕する相手に応じたものであるべきです。つまり、それぞれの立場で、「考え方で」「手法で」多様なアクティビティが存在します。しかし、それぞれのアクティビティは、豊かな知性と、和の心で立案され、感謝のことばで実現されるものであると考えます。人に地域に地球にやさしく、そして情熱をもって奉仕していきたいと思います。
+++++ キーワードは「和の心」+++++
●地区重点活動について
(1)「青少年の健全育成」
未来を託す青少年たちの健全な成長は大切なことです。その青少年とボランティア活動を共に行い感動を共有し、道徳心を養いながら人格を高め、相互理解の精神を広めることを目指したいと思います。
(2)「国際平和は一人の交流から」
YE事業は青少年の健全育成に役に立つのはもちろんのこと国際交流という観点から見ても大変有意義な活動であります。国境線の枠を越え、喜びや悲しみを共に分ち合うということは大切なことです。一人の心からの交流は国際平和という大きな和になっていくと思います。
(3)「ハンディを持った人達へ奉仕を通して地域に貢献」
ハンディを持ち、社会的弱者でありながら、まだ社会での認識が十分ではない人達がたくさんいらっしゃいます。そんな人達を、社会にPRし、奉仕することにより、さらに安心で住みよい地域社会づくりを目指すことができると思います。
(4)「四献運動の推進」
献血、献眼、献腎、献髄は、大変崇高な奉仕活動であります。そして、この四献運動の普及、啓蒙活動の大切なところは、家族を含めて周りの人によく理解され、納得されて行われるべきものと考えます。真心のこもった広報活動が、四献運動を推進し、地域社会に貢献するものと思います。
(5)「環境美化運動の推進」
私達の住む地球に、やさしい心を持ちたいと思います。地球にやさしいことを自分の出来ることから、始める決心が重要と考えます。リサイクル(再生利用)、リユース(再利用)、リデュース(削減)することが、社会の基本理念として確保されることを目指したいと思います。
(6)「会員維持と拡大の推進」
地区重点事業活動の根源は、会員の維持と増強がなければ地域での事業効果が挙がりません。クラブも社会情勢も経済情勢も目まぐるしく変化する中でこそ、ライオンズスピリッツが求められるのです。本年度は、ゾーンレベル会員委員会の組織化と年四回程度の会員維持と拡大をはかります。 |